2023年9月13日水曜日

【大沢温泉 依田之庄】松崎町にある日帰り温泉施設(2023年8月上旬)

伊豆南西部・松崎町にある日帰り温泉施設
「大沢温泉 依田之庄」へ行ってきました(2023年8月上旬)。


所在地 静岡県賀茂郡松崎町大澤147

印象としては、
浴場は、同じく伊豆半島にある「道の駅 くるら戸田」の入浴施設に似ていると思いました。
つまりシンプルな構造で、狭すぎず・広すぎずな湯舟と、十分な熱さのあるお湯、という、
観光用途だけでなく地域住民に親しまれてそうな感じの実用的なつくり。

大沢温泉は、江戸時代明和年間、大沢の里那珂川沿いに数条の湯けむりが上がっていて、それをいで湯(温泉)であることを知った村人たいが、名主(依田家)の許しを得て川べりに伊豆切石で囲んだ湯船をつくり、湯浴みをし、良き効能が評判を呼んだことがはじまりのようです。
旧依田邸は、江戸時代元禄期に建てられた母屋と、200年前に建てられた離れ、幕末に建てられた蔵3棟が静岡県の文化財に指定されています。当時の建物を改修し、昭和36年からホテルとして営業していましたが、令和2年12月27日に日帰り温泉施設としてリニューアルオープンしたとのことです。

施設案内図

なお、時間帯によっては、県の文化財である母屋などを見学できるみたいです・・・が、我が家は温浴施設の営業終了まで1時間というタイミングでの到着だったので(^^;
アト、休憩所の建屋もあって、もっと早くにお風呂から上がってたら利用できたみたいです。


旧依田邸の写真

脱衣所・浴場はこんな構造

入れ替わりがあるのかはワカリマセンが、
少なくともこの日は、
化粧の湯が女湯、庄屋の湯が男湯でした(なので、男湯は露天風呂が無かったンだって。外で涼めるスペースはあったみたい)。


では、温泉施設の感想をもう少し。

脱衣所のロッカーは100円硬貨返却式。私は荷物多かったので2カ所利用だったから、返却式はありがたい(*´▽`*) お風呂へ持っていく忘れ物を取り出したりできるし。別に100円払うのはそこまで苦じゃないけど、忘れ物を絶対(?)できないところが不便なのよネー

脱衣所&浴場あたりは、実にゆったりしたつくりの建屋で・・・(て、女湯しか見てないけど)、女湯ののれん(入口)~脱衣所の扉まで、すごくゆったりしてるの。屋内だけど足元は石畳みたいになってて。で、脱衣所とトイレの間は広~い空間があって・・・そこは休憩所のようでした。
トイレは個室一カ所だったようナ。個人的には、脱衣所にトイレの扉がある構造よりも、こちらのほうが好み(脱衣所にあると、スリッパや床面が濡れてるかも?と気になるので)。

内湯、外湯ともに湯舟1カ所ずつ。それぞれ、狭すぎず・広すぎず。
まずは内湯。最初から十分な熱さを感じれるお湯ってうれしいですネ。
そして外湯。内湯と比べるとぬるめ。けど、しばらく入っているなら十分な温かさです。
なお、コチラの施設に貼ってあった貼り紙(「温泉の成分、禁忌症、入浴方法及び注意」)によると、泉温については、源泉又は採取地は41.2℃、使用位置は41.0℃(松崎町中心部の足湯と比べるとおとなしめ)。
露天風呂にはおっきな傘みたいな構造物が湯舟の真ん中にあり、そして脇のほうも建屋の屋根の下ぐらいにあたるから、雨具不要なぐらいのパラッパラッとした雨だったら、露天風呂に浸かり続けれるのかもしれません。
湯舟のまわりは植物が繁っていましたが・・・案外、蚊に刺されたりはしませんでした。
けど、湯涼みのベンチがあるところは、なんとなく利用をやめておきました。
なんとラッキー(?)なことに、私が滞在時は内湯・外湯ともに一人で独占状態☆彡
なんだかんだいって熱さにめっぽう強いわけじゃないので、外湯に浸かって、ぼーーーっとしてましたネ。で、時折、強めに熱くなりたいと、内湯に入ったりして。
こちらのような公っぽい施設は、サウナが無いパターンが多いけど、十分に熱い温泉にじっくり浸かれるのならば、サウナ不要なぐらい身体がほぐされて、翌朝の目覚めは最高なのです。
この日の伊豆観光のしめくくりに、リラックスタイムを贈ることができました。

ちなみに、洗い場の数や脱衣所の広さは施設の規模相応。リンスインシャンプーとボディーソープあり。
脱衣所に給水器(紙コップ式)があって、ありがたい。長風呂にはちょくちょく水分補給が欠かせませんもの。

周辺マップ。「野天風呂山の家」も気になるネ

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