2021年3月24日水曜日

町田市立国際版画美術館「アーティストたちの室内画―見慣れない日常」【2021年4月11日まで】

町田市立国際版画美術館で開催中の展示会「アーティストたちの室内画―見慣れない日常」を観てきたョ。
会期は、2021年3月13日(土)~4月11日(日)
観覧料は、一般800円・・・詳細は町田市立国際版画美術館HPでご確認を。なお、HP内の画面を印刷または画面保存で使える100円引きウェブクーポンが配布中なので要チェックです。

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私は版画にはそこまで興味はなかったンだけど、
ポスターに採用されているパトリック・コールフィールドの作品が気になったので、是非観てみたいと思ったのです。

この展示会は、
ナビ派、シュルレアリズム、ポップ・アートなどの版画およそ140点を通じて、18世紀~20世紀の室内画の歴史をたどる、というもの。
室内画は、プライベートな部屋をテーマとする絵画のジャンル。
会場には、様々な状況のプライベート空間(室内)が描かれた作品がずらりと展示されています。

一部の展示作品は写真撮影可能です。
ジュール・シェレ《サクソレイヌ、安全灯油のポスター》
1895年、リトグラフ

ジュール・シェレの描く女性像は、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックにも影響を与えたとのこと。・・・確かに、何となく雰囲気が!


ゴディサール・ド・カリ「貧乏と見栄、一枚しかないの」
1816-22 エッチング、手彩色

ウォルター・クレイン(1845-1915)
『3匹のくま』 1897刊

展示会で観てみて、特に印象的だった作品は・・・

◆ジョナサン・ボロフスキー 「地下鉄の夢」(1983 スクリーンプリント)
一見、一面真っ黒な四角い作品ですが、斜めから見ると、うっすら文字が! これは夢のメモだそうで、どんな夢だったかは会場で日本語で紹介されています。

◆ジョナサン・ボロフスキー 「ベルリンの夢」(1986 プレクシグラス(鏡)にスクリーンプリント)
コチラもおっきな作品。鏡の表面に、おっきな鳥が黒で描かれてます。
描かれてる隙間の鏡の部分に、会場内が映ってたり、作品の下には作品の影(?)ができているのがオモシロかったです。

そしてコチラはポスターにも採用されている作品。

◆デイヴィッド・ホックニー《ホテル・アルカトラン:第2日》1985年、リトグラフ
とてもカラフルで、2点のリトグラフで構成されてる作品。
左右のパーツには20枚以上の色版が使われてるとのこと。
20枚か~
クレヨンを使ったような色の質感がかわいいと思いました。
コチラのポスターですネ


ミュージアムショップでは、今回の展示会についてはポストカード(1枚70円)が販売されてました。
私が買って帰ったのはコチラ。
パトリック・コールフィールド『ジュール・ラフォルグの詩』より《エレーヌよ、ぼくは部屋で落ち着かない》の作品のポストカードです。


私は町田市立国際版画美術館に入るのは今回が初めて。

いつも展示会の観覧料がいくらぐらいなのかは知らないですが、少なくとも今回の展示会については観覧料は懐に優しい印象(しかも今回はウェブクーポンもある)。なお、懐に優しいといっても、展示会の作品点数は十分ボリュームあります。
小さな冊子のパンフレットも無料でいただけます。
駐車場についても、
国際版画美術館駐車場(第2駐車場)を利用する場合は、無料(芹ヶ谷公園駐車場(第1駐車場)の場合は無料は1時間まで)。
美術館は、緑豊かな芹ヶ谷公園内にあります

【町田市立国際版画美術館】
所在地 東京都町田市原町田4-28-1
(小田急・JR「町田」駅から徒歩15分ぐらい)

※美術館内の喫茶店で食事しました。
「喫茶けやき 薬膳カレー 国際版画美術館にある喫茶店」(2021年3月25日付)

私は版画というと白黒のイメージが強くて、ちょっと苦手だったンですけど・・・今回の展示会では、様々なスタイルの作品を観ることができ、興味がわきました。やっぱり、カラフルでポップな作品がかわいくてスキかナ。今後も町田市立国際版画美術館をはじめとする版画の展示会も要チェック!と思いました。

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