2023年11月16日木曜日

長谷川町子美術館・記念館がオモシロすぎた!!【2023年7月下旬】

「長谷川町子美術館」は、
「サザエさん」などで知られる漫画家・長谷川町子氏と姉の美術コレクションの企画展が主に開かれる場所で、
2020年に美術館の分館としてオープンした「長谷川町子記念館」は、
町子氏が描いた漫画作品に焦点をあてた展示施設。

今回は2023年7月下旬に訪問(初めての訪問)。

記念館前の町子氏・サザエさん・いじわるばあさん

【長谷川町子美術館】
所在地 東京都世田谷区桜新町1丁目30−6
美術館と記念館は、道路を挟んで向かい合う立地。
所在する世田谷区桜新町は、長谷川町子氏が住んでいた場所であり、サザエさん一家のおうちの舞台となったところでもありマス。
東急田園都市線「桜新町」駅から「サザエさん通り」を歩いて7分ほど南下していくと、美術館・記念館に到着。
通り沿いの商店街や美術館がある一帯は、活気も感じられつつ落ち着いた雰囲気もあり・・・実にあこがれちゃうようなまちです。


「長谷川町子美術館」 1985年11月3日開館。

スポンサーリンク

まずは美術館で入館チケットを購入し、
美術館を観覧後、記念館へ行く、という流れのようです。

チケットの料金は、一般900円、65歳以上800円、大学生・高校生500円、中・小学生400円。
この料金で美術館・記念館の両方が観覧できマス。

※休館日など、詳細・最新情報は長谷川町子美術館HPをご確認ください。

購買部(ショップ)・喫茶部(カフェ)があるのは記念館のほうで、
購買部・喫茶部のみの利用も可能。

喫茶部で使える100円券が貰えました。

個人的な印象としては、
美術館は作品を1点1点、じっくり見ていくには十分な規模。

このときは収蔵コレクション展「日本の四季」が開催中でした(会期:2023年3月1日~7月23日)。
収蔵作品788点の中から春・夏・秋・冬のそれぞれのテーマの作品を選りすぐったもの。
エントランスから入ってから、まず目に飛び込んでくるのは、三栖右嗣(みすゆうじ)氏の油彩画「水辺爛漫」(1999)。米内浄水場の枝垂れ桜を取材されたもので、大迫力の、ピンクの枝垂れ桜はキャンバスいっぱいで、本当にそこに存在しているみたいでした。
三栖氏の桜の作品は「爛漫」(1997)もありました。ステキすぎて、購買部でポストカードを見つけたときは、それはもう、即決☆
横に長いタイプのポストカードです。

ネットで検索したところ、
三栖氏は神奈川県出身の画家。埼玉・ときがわ町のアトリエで製作活動を行っていたそうで、
川越には「三栖右嗣記念館」(「ヤオコー川越美術館」)があるとのこと・・・・・・是非観に行きたい☆彡

神保琢磨氏の彫刻作品にも目がぐ~っと!
「南瓜と蝗虫」(2004)や、「南瓜の花」(2007)。
いずれも植物や動物が表現された作品で・・・リアルだけどやさしくて、かわいいなあと思いました。

美術館にも、サザエさんのエリア「アニメの部屋」(常設)がありマス。
アニメの制作過程の紹介やアニメの上映、サザエさんの家系図、家のジオラマなどが展示されてマス。

も~サザエさんの家系図を見てるダケでおもしろい(≧▽≦)!

波平さんの先祖は九州にいた「磯野藻屑(もくず)」(幕末)で、
お彼岸におはぎ38個を食べて大評判だったそうですw(なんか聞いたことある)。
舟さんは静岡の「石田家」出身で(静岡か~(*´▽`*))、
兄は「鯛造」、その妻は「おこぜ」・・・おこぜって!
マスオさんってルーツが大阪なんだネ~(意外なようで、っぽくもあるようナ)。
マスオさんの、まあるい感じのおにいさんかわいい(そしてその息子もまあるい)。
伊佐坂先生って「難物」って名前だったンだ(;'∀') しかも恋愛小説家w
先生のところのハチ公とタマは大親友\( 'ω')/
先生の息子・甚六さんも、中島のお兄さんも大学浪人中・・・やけに浪人生多し?ですが、これは作品が誕生した頃の時代を反映しているのかナ?(むかし大人気だった漫画って確かに浪人生がちょくちょく登場する)。

・・・て、以上は「サザエさん」のウェブサイトにも結構載ってることなンだネ!

「花子の磯野家お宅拝見」コーナーでは、
庭が広々とした木造平屋建ての磯野家のジオラマ。
・・・駐車場はドコなんだろ?(現代の感覚からすると、磯野家の庭はヨユーで作れそうな広さっぽいが)。
サザエさん&マスオさんの部屋には、棚にミシン台が入ってるンだって。
茶の間から見える花は四季によって異なるンだって。

主要キャラクターの様々な顔がずらりと紹介されたコーナーあり。
なんか見てるだけで笑えマスw やっぱ波平さんがオモシロイですね。

次は記念館。

長谷川町子記念館

マスオさんによるおすすめポジション。

エントランスすらかわいらしい。

1Fの常設展示室は写真撮影可。
キャラクターパネルや作品データベース、けんけんぱコーバー、らくがきコーナー、昭和20年代後半~30年代に描かれたサザエさんの四コマ漫画に登場する生活道具を配置した茶の間、などなど・・・


ネコめちゃかわいい。
タラちゃんとおっきさほぼおなじw

現代だと、磯野家の最寄り駅は田園都市線の桜新町駅になるのかナ?

今や手頃価格の服が普及してるけど・・・昔は今以上に、洋裁って家庭において重要だったンだろうなあ。
カベに映し出されたサザエさんも洋裁してる。

・・・現在でも、ちょこっと直す、ていうぐらいだったら、針と糸登場、ていう感じだろうけど。
服は各家庭で手作りメインだった頃は、洋裁が家事に占める割合はかなりのものだったのでは・・・と、現代、洋裁を趣味にしていて思いマス。
服作るの、めっちゃ時間かかるもん。
よほどの好条件揃ってない限り、買ったほうが安いですし。
なので、だんだん服を作らなくてよくなった分、別ごとに使える時間がふえた・・・ということなのかナ。

らくがきしてみました。

そして、2F。
町子氏の生涯を紹介する常設展示室と、
企画展の会場。
このときの企画展は「町子の動物ワールド」(2022年12月10日~2023年7月23日)

いい写真だナァ・・・

長谷川町子氏は、動物をこよなく愛していて、生涯を通して、犬、猫、鳥、リスなど多くの動物を飼っていたとのこと。動物への愛情は作品にもよく表れてました。
動物たちがいきいきと描かれた絵本を出版したり、
「サザエさん」や「エプロンおばさん」、「いじわるばあさん」でも動物が欠かせない存在として登場。
町子氏と動物に関するエピソード(新聞記事など)の紹介や、動物が登場する作品を原画や資料、雑誌記事を交えて紹介する企画展でした。

・・・私は町子氏の作品では、「サザエさん」などの人物中心の漫画しか目にしたことがなかったのですが、
絵本に描かれている擬人化した動物キャラクターたち、ほんとかわいらしいのです。漫画とはまた違う感じのテイスト。
企画展入り口前の写真撮影可エリアにて。こんな感じの動物たち。

あと、どの漫画作品だった忘れましたが、心の中でニヤニヤしちゃった話がありました。
・・・妻とおぼわしき女性が、日本では珍しいキャバリアだよ、といって新しい犬を家に連れてきて。
その犬を見た夫とおぼわしき男性は、大したことない犬だ、みたいなこと言ってて。
それに対し犬は犬語(?)で、なんだサラリーマン一家かよ、て、負けずに毒づいてるw


最後に。おたのしみの購買部&喫茶部。

貰った100円券、使いませんでした(^^;
喫茶部で楽しめる飲み物、気になりましたが、
それよりもグッズを優先したかったのです。

レジ袋、かわええ(*´▽`*)

なんと、ポストカードを入れてくださった紙袋までもヽ(゚Д゚)ノ!!
こりゃおトクすぎやしませんか。
反対側には4コマ漫画が載ってマス。

で、買って帰ったのは、
前述の三栖右嗣氏の作品のポストカードと、
かわいすぎる、青りんごとサザエさんたち。そして犬!(まつげかわええ)といじわるばあさんのポストカード(各税込み110円)。

サザエさんの昭和ファッションノート☆彡(税込み990円)
反対側はブルーの背景。

ということで、長谷川町子美術館&記念館、メチャ面白かったです。
・・・実は、私は特別サザエさんファンでもなく、町子氏の作品はサザエさん以外はほぼ知らないぐらい。それでも・・・世代からしてアニメ「サザエさん」を観て生きてきたということもありますが、すごく楽しめたのです。

ぜったいまた行きたい!

スポンサーリンク

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。

以下、人気の投稿