2022年11月3日木曜日

【桜土手古墳公園】保存・復元古墳と博物館がある公園(秦野市)

神奈川県秦野市にある「桜土手古墳公園」では、数々の古墳を見学できます。
博物館も併設されているので、見ごたえアリ。


【桜土手古墳公園】
所在地 神奈川県秦野市堀山下
(バス停「桜土手古墳公園」からスグ)
駐車場アリ。博物館は入館無料

現地の案内板によると・・・・・・
桜土手古墳群は、水無川右岸に広がる古墳群。35基で県内最大規模。6世紀末~8世紀初頭に造られた円墳で構成されていて、横穴式石室(埋葬施設)を備え、装飾品・土器などが副葬されていました。
秦野市は、平成2(1990)年11月に桜土手古墳公園と展示館を整備。
園内には6基の保存古墳と、桜土手古墳群の中で最大規模だった1号墳をモデルとした復元古墳があります。
6基の保存古墳は、隣接する工場敷地に保存されている6基の古墳とともに、
昭和47(1972)年12月に秦野市の史跡に指定されました。
・・・・・・とのこと。

案内図にあるように、古墳を見学しながら園内を巡れるようになっています。

まずは「はだの歴史博物館」へ。

館内は、秦野市域の遺跡・出土品に関する展示が半分ぐらいという印象です。

桜土手古墳群に関する展示
「桜土手古墳群の保存までの歩み」
昭和44(1969)年の「秦野市埋蔵文化財地名表」の発表で、
桜土手古墳群は神奈川県内で最大級の古墳群であることが判明。
その後、周辺に日産車体株式会社の工場建設が計画されたことにより、秦野市文化財保護委員会から保存の要望書が秦野市教育委員会に提出され、市は神奈川県教育委員会とともに事業者と協議。結果、敷地内5基の古墳の保存、他の遺構の発掘調査、33号墳周辺を買収し、陳列・収蔵施設を建設することでまとまり、保存古墳及び敷地外の古墳は市指定史跡となった。
昭和60(1985)年「秦野テクノパーク構想」に基づく堀山下地区の土地区画整理事業が企画され、4基の古墳の発掘調査が実施されるとともに、事業地内に保存古墳、復元古墳を配した古墳公園が計画され、平成2(1990)年11月に秦野市立桜土手古墳公園と展示館がオープン。
令和2(2020)年11月に開館30年を迎えた展示館は、総合的な歴史博物館である「はだの歴史博物館」へ移行した。
・・・・・・とのこと。

桜土手古墳群第1次調査空撮。当時と比べて現在はだいぶ風景変わってるョ

桜土手古墳群分布図

コチラのすごく大きな「甕」
プレートには「(1号墳)」と記されてますが・・・桜土手古墳でこんな大きいものが発掘されたということヽ(゚Д゚)ノ??

秦野市域の古墳・横穴墓の分布

現地の案内板によると・・・・・・
市内には32遺跡が確認。下大槻にある二子塚古墳が唯一の前方後円墳(全長46m。被葬者は地域の首長と考えられる)で、その他は円墳や横穴墓
古墳時代は、前期(3世紀後半~4世紀後半)・中期(4世紀末~5世紀後半)・後期(5世紀末~7世紀)に分けられるが、市内の古墳は全て6世紀後半~7世紀のもの。石室は横穴式。横穴墓は8世紀まで造られます。・・・・・・とのこと。


コチラのテーブル↑のみ、縄文時代や古墳~奈良・平安時代の土器に触れるコーナー

稲荷木遺跡(秦野市戸川。縄文時代中期~後期の大規模集落)のJ31号住居の模型。おっきい!

では、園内をめぐります。



古墳のそばには案内板アリ

1号墳の復原古墳

木のシンボルモニュメントが印象的


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