2018年8月21日火曜日

多摩ニュータウンの歴史を知れる!「歴史ミュージアム」(多摩市)

京王・小田急・多摩モノレールの多摩センター駅から南東へまっすぐ伸びる
大通り(パルテノン大通り)の先にある
多摩市立複合文化施設「パルテノン多摩」。

コチラに、多摩ニュータウン開発の歴史などに関する資料展示がある
「歴史ミュージアム」があります。
入場無料です。
「たまのはしスタンプラリー」(会期:2018年7月23日~8月31日)の景品交換場所でもあったので、
立ち寄りました。

【歴史ミュージアム(パルテノン多摩)】
所在地 東京都多摩市落合2-35
(京王・小田急・多摩モノレールの多摩センター駅から徒歩5分)

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歴史ミュージアムの常設展では、
はるか昔の多摩丘陵地域の歴史に関する資料もありますが、
私が一番気になったのは、
多摩ニュータウン開発関連の展示ですネ。

土地開発や交通網の整備といった過程が、文章や写真などを交えたパネルなどで
わかりやすく紹介されています。

多摩丘陵の元々の地権者の陳情書・請願書(複製)、
多摩ニュータウンの分譲住宅の案内パンフレット、
空家抽選結果通知といった資料展示も。

なんと、
多摩ニュータウン開発当時を知る方による肉声の音声ガイドが聴くことがでます。
音声ガイドは何本かありますが、
私は、都内の別の地域から多摩町(当時)へ結婚で移り住んできた方の音声を聴きました。
今や多摩丘陵は、見渡す限り現代的なニュータウンといったイメージですが、
開発前は昔からの習慣みたいなものがある集落が存在した地域なんですネ。
そういう習慣ってメディアを通じて聞くことはありますが、
人から直接(?)聞く機会が私にはこれまでなかったので、ぐっとくるものがありました。
一番印象に残った展示資料ですネ。

地域の歴史を知るうえで、地域の方々の声を記録した音声ガイドってイイなと思いました。
映像もよいですが、声だけの方が集中して聴けるし。
地域の記録を残すうえでも、声だけなら記録保存に協力を募りやすいかもしれないし???とシロートは思いました。

また、
雑誌「アサヒグラフ」(1966年3月)の展示もあり。コレも面白かったですネ。
都心の家は狭いうえに家賃が高し、公団住宅は大人気で抽選に外れてばかりで、家探しに苦労をされている社会人男性の話の記事。
で、彼は妻と一緒に、当時絶賛宅地開発中の田園都市線沿線を視察に行ったのですが・・・といった内容です。
見開きでガラスケース内に置いてあるので、途中までしか読めませんが、興味深かったです。

企画展もあります。
『「調布多摩川惣画図を歩く 多摩市立図書館コレクションから』
「調布玉川惣画図」の作者・相沢伴主が案内するカタチで
多摩市立図書館コレクションの中から多摩地域の古い地図や絵葉書などを紹介する展示。
会期:2018年7月13日(金)~11月13日(火)
場所:歴史ミュージアム企画コーナー
入場無料

『「定点撮影プロジェクト写真展Ⅴ」 多摩ニュータウン建物ウォッチング』
多摩ニュータウン内の団地建物の写真がずらずら~っと展示されているので、
多摩の団地情報(外観イメージ)を頭の中で整理するには最適?!です。
会期:2018年4月24日(火)~9月24日(月)
場所:パルテノン多摩4階 廻廊展示コーナー
入場無料
多摩ニュータウンにはいろんな名称の団地があって、
団地によって建物のデザインが異なります。
タウンハウスの団地も結構あって、オシャレです。

この展示でトップバッターに紹介された「諏訪二丁目住宅」は、
多摩ニュータウンで最初に入居開始となった団地で、現存せず。
2011年に取り壊し、
2014年に民間分譲マンション「ブリリア多摩ニュータウン」として生まれ変わりました。
老朽化した大規模団地の建て替え事例として注目されていますネ。

「たまのはしスタンプラリー」の途中でそばを歩きました。


従来の団地のイメージとは異なる外観です。

商業施設が充実している京王・小田急の永山駅から徒歩圏内であり、
緑ある立地。
ん~すごい☆

訪問年月:2018年8月

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