2022年9月22日木曜日

【蔵王温泉】上湯・下湯・川原湯【共同浴場】

蔵王温泉開湯1900年と伝えられている山形県内最古の名湯。
5つの温泉群と47の源泉があり、1日8700トンという豊富な湯量。
強酸性の硫黄泉であり、美肌効果があるとか。

温泉街には共同浴場が3か所入浴料は大人200円・子ども100円。
我が家は宿泊先から共同浴場に無料で入れるチケットを貰えましたヾ(*´∀`*)ノ
ということで、3か所ぜんぶ入っちゃいました☆
2022年9月中旬の訪問です。

我が家の宿は「吉田屋旅館」。宿が軒を連ねる「高湯通り」の奥のほう。
共同浴場3か所にはいずれも徒歩数分で行ける立地。
上湯下湯は高湯通り、川原湯は「湯の香通り」にあります。

なお、温泉街は、夜になると街路灯の温かい光がともり、
共同浴場などは赤い光などでライトアップされていて、
温泉地の雰囲気ふわわでした。

では共同浴場の感想。
浸かった順番に書こうかナ。
【川原湯共同浴場】

所在地 山形県山形市蔵王温泉43−3

川原湯は、なんと湯舟がすのこ状になってて。
源泉が湯舟の底から湧き出ている構造なのですヽ(゚Д゚)ノ!!!
・・・そのようなお風呂、私は初めてです。これは入るっきゃない。

(なお、お隣の日帰り入浴施設「すのこ湯かわらや」の湯舟の構造は川原湯と似てますが、若干異なるッポイです・・・というのがネット情報。実際にかわらやを利用してチェックしてないので、この点は適宜ご確認ください)

川原湯の建屋裏側。
ネット情報によると、ココは廃湯の湯だまりで、その後川に流れ出ていくそうです。

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・・・温泉地の共同浴場って、なんかあこがれてました。今回初利用。
浴場・脱衣所ともにコンパクトなつくり、かつ、木材がふんだんに使われている建屋であることは上湯・下湯・川原湯のいずれも共通します。

入口の小さなボックスに料金(またはチケット)を投入してから、建屋内へ。

なお、今回蔵王温泉で浸かった湯舟は、
上湯・下湯・川原湯・吉田屋旅館・蔵王温泉大露天風呂の計5カ所。
結果、私が体感的に熱いと感じた順番は、①吉田屋旅館、②下湯、③川原湯でした。
全体では3番目だったにせよ、最初に入ったのが川原湯でしたから、
ホント、あっつ~~~(◎_◎;)という感じになって、今後ほかの湯舟に入る心構えを与えてくださりました。

湯舟(女湯)の広さは、3人ぐらいなら同時で互いに近づきすぎることなく、入れるぐらい。
で、湯舟から温泉がとめどなく、どんどんどんどん外へあふれ出てます。
浴場の構造は、湯舟の周囲に床があって、湯舟部分が下に凹んである、という感じ。なので、湯舟から周囲の床へお湯がどんどん流れ出ます。で、湯舟の底からはどんどん温泉が噴出してるので、お湯はなくなりません・・・・・・すンごく、豊富な湯量なンですネ!
で、湯舟へ入る前の掛け湯ですが、周囲の床のスペースはあまり広くありませんし、
湯舟の中のお湯と床の上にあふれ出るお湯の境目がわからないぐらいの湯量ですから、
自分の身体を流したお湯が湯舟のほうに混ざっていかないようにと(そもそも混ざりにくいのかもしれませんが。ひたすら湧出してるので)、私は端っこのほう・・・お湯が建物外へ流れ出ている箇所へ移動し、そこで掛け湯しました。その辺りは床が傾斜がかってるようで、床の上のお湯はひたすら外へ流れていくようになっているのです。

湯の花が湯舟の底や側面にへばりついてる感じ。透明の湯です。

私はは本来温泉に長いこと浸かっているのがスキだけど、いや、ここではそんなに入ってらないぐらいの熱さ。短時間で身体は十分温まりました。

・・・これまで入ったことのあるアッツアツの温泉といえば草津温泉の「御座之湯」や伊豆長岡の「弘法の湯」が思い浮かびますが・・・熱さだけで言えば、ダントツ、今回浸かった蔵王温泉の湯舟たちかも(ただし蔵王温泉大露天風呂は体感温度ちょっと控えめ)。このエネルギーはすごい。
私は胃腸が慢性的にもたれてるのですが、これほどまでの熱い温泉にじんわりとお腹を包まれると・・・・・・なんか胃腸が心地よくなってくるというか、活性化して、おなかがすいてきましたw ※個人の感想です。
胃腸の調子を上げるため、日々乳酸菌を摂ったりとかしてますが、やっぱ温めることが良いのかもねーと思いました。で、どれだけ着こんだりとか、部屋温かくしたりとか、温かい飲み物摂ったりとか、高温サウナへ入ったりしても、蔵王温泉の湯舟には及ばないのかも?(温まり方とか、単に熱いだけでなくほかの効能とか??) 
どうなんでしょう。とにかく、蔵王温泉に行って以来、食欲が増してしまいました(;'∀')

なお、おそらくいずれもの共同浴場も石鹸やシャンプーを使うところではないと思われます。スペースや構造的にも困難でしょうし、そもそも強酸性の温泉なので石鹸類は意味がないみたいですよ・・・というか、メッチャ熱いお湯なので、石鹸いらずともキレイになるのでは?と思ったり。

強酸性のパワフルな蔵王温泉は、目に入ると痛いです。なので顔にお湯がかかった際はお気をつけて。そして、服が濡れるとダメージを与えるかもなので、濡れた身体はしっかりとタオルで拭きましょう。

木材が壁や床などに使われていて、快適でした。特に床!歩き心地♪
見上げると高い天井。温泉地っぽい・・・
洗面器いくつかあり。イスも一脚ぐらい。

夜の川原湯

では、ツレの感想(男湯)。
「熱い。じわーっと、身体に効いてくる。お湯の色がきれい。共同浴場の中で雰囲気は一番好き」


次。宿での夕食後、上湯へゴ→。
温泉を堪能したかったので、食事はお酒抜きです。

【上湯共同浴場】
明るい時間帯にも写真撮影してました。
小高い所にあるョ。
周囲にはおっきな旅館があります。

「上湯共同浴場」
蔵王温泉に湧出する温泉源の一つで、昔から地域住民をはじめ、蔵王を訪れる方々に共同浴場として利用されています。付近より湧出する温泉は、平均温度47℃、流量は毎分4000Lを越え、下湯共同浴場や旅館の内湯として利用されています。・・・・・・
歳出する蔵王の湯花は好評で、お土産として店頭に並んでいます。・・・・・・
蔵王温泉は古くは高湯、最上高湯と呼ばれ、景行天皇の御代(西暦110年頃)、大和武尊の臣吉備多賀由により発見されたと伝承され、三代実録(901年)には西暦839年酢川温泉神社に従五位下を授けたと記録されています。・・・・・・
・・・・・・とのこと。

上湯の裏手にはなんと・・・
水車!
蔵王温背名物「いが餅」(いが餅の里)の原料である米(うるち米、もち米)を挽くため、湯量豊富な温泉の廃湯が集まる「どんどんびき」(湯本屋裏)にあったものを復元したもの。・・・とのこと。

では入った感想(女湯)。

川原湯と比べると温度は若干抑えめで、比較的長い間入っていられる感じでした。夜で外気温がだいぶ下がったから猶更そう感じたのかもしれませんが。
湯は乳白色。
湯船は3つの共同浴場うち一番広かった(といっても、まちなかの銭湯やスーパー銭湯のようにいくつも湯船があるわけではないので、めちゃ定員あるわけではないョ)。
川原湯のように湯があふれてるわけではないので、かけ湯しやすかったです。

夜の上湯

下から湯気がもくもく。
この先を進めば、「酢川温泉神社」の参道です。



こうなったらこの日のうちに下湯も入っちゃうゾ☆ということで

【下湯共同浴場】

おそろしき入浴心得・・・

山形県出身の歌人・斎藤茂吉氏の歌碑

共同浴場無料駐車場のご案内(4月1日~11月30日)。
・蔵王体育館前P
・ガソリンスタンド東側P
・・・あとたぶん、「よねや本店」の向かい側スペースも大丈夫。

足湯アリ。

手湯。お湯がとめどなく

入った感想(女湯)。
共同浴場の中では一番熱かったです。これは長い間は入ってられないだろなと。
透明の湯に、湯の花が舞ってました。
21時前の入浴だったこともあり、利用していたのは私のみで、贅沢で静かなひと時を過ごせました(*´▽`*)

夜の下湯

ツレ(男湯)も一人で入れたようで、リラックスできたみたい。
「泉質が一番好みで、身体に効く感じ。ピリッときて、皮膚が刺激をよろこんでる。キレイな浴場だった」とのことです。

夜の高湯通り

共同浴場目的に歩いている人とすれ違わないこともなかったけど、基本、聞こえるのは川など自然の音ぐらい、という感じでした。
・・・冬場の風景も気になるネ・・・・・・☆

一日で3回も温泉に入ったことも初めてです(*´▽`*)
しかもあっつあつの蔵王温泉。とても贅沢ですね・・・

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