蔵王連峰にある「御釜」は、有史以降の繰り返す噴火によって形成された火口湖。
ワイルドな火口壁に囲まれた湖面はエメラルドグリーンで、
まさに絶景です。
見学場所はかなり標高があり、空気が澄んでいて気持ちがいい。
観に行ってヨカッタ☆o。..:* ☆.。とツレ共々口にしていました。
2022年9月中旬、イヌと一緒に訪れました。
我が家はクルマで首都圏から高速道路に乗って、山形自動車道「宮城川崎インター」で下り、そのあとは蔵王エコーラインなどを走って、現地に到着。
(蔵王エコーラインは、毎年11月初旬~4月下旬は冬期通行止めになります。)
そして、運転好きな人じゃないとそこそこハードル高めではというのが、ペーパードライバー(私)の感想です。
記事「【蔵王エコーライン】御釜へ向かってドライブ【大黒天ジオパーク】」(2022年9月20日付)
のつづきです。
「蔵王山頂レストハウス」(寄るのはアトで)。
蔵王刈田岳山頂駐車場の真ん前にあります。
レストランや軽食販売、土産物売り場など。
そして駐車場(無料)は蔵王ハイライン(有料)の終点。
御釜をクルマで見にくる場合は利用するであろう駐車場と道です。
【蔵王刈田岳山頂駐車場】
所在地 宮城県刈田郡七ヶ宿町大深沢
なお、「蔵王刈田リフト」というのが遠くない場所にあって、
そのリフトを利用すると、御釜まで徒歩5分の場所に到着するようです。
けど、蔵王刈田岳山頂駐車場から御釜までもそんなに遠くはないです。
御釜までの道は足元がそんなによろしくありません。
石がゴロゴロ。斜面あり。滑りやすいです。
歩きやすいクツであるのはもちろんのこと、という感じです。
私はスニーカーでしたが滑りました・・・登山に適した靴が欲しくなりました。
それに斜面など、ウチのワンコだとキツいかも、とケアしながら、注意しながらの歩行です。
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道標。
刈田岳山頂、そして山頂にある刈田嶺神社(奥之宮)は駐車場からそう遠ない場所(とは言っても、そこそこの傾斜は上りますが)。
一方、熊野岳山頂までは1時間程度かかるっぽいです(ネット情報)。
そして、やはり「注意」の看板。
「ここから,馬の背カルデラ(想定火口域)となりますので、異変を感じたときは,速やかに避難してください。」
写真では一部文字が隠れてしまっていますが、
馬の背カルデラ(想定火口域内)へ近づくことも規制されているようです。
御釜
・・・めちゃくちゃキレイ!!
湖面のエメラルドグリーンはもちろん、周囲の荒々しい地形も見ごたえあり。
写真(↑)向かって左の斜面が「馬の背カルデラ壁」、
右の湾曲してるような急斜面が「五色岳」
(御釜は五色岳・熊野岳・刈田岳に囲まれています)、
さらにその向こう側に「ロバの耳岩」(約100万年前に形成された火山体の一部)がチラリと写っているような。
御釜の右側には、「旧火口跡」(約800年前以前に活動)があるのです。
旧火口跡はコチラに写ってました(写真中央)。
五色岳
遠目で見ると、白砂の浜みたい
なお、御釜は、長径約300m、最大水深20~30m程、強酸性で生物はわずかな珪藻のみ。
御釜の噴火は西暦1200年頃(鎌倉時代初め)。その後、多数回繰り返しています。
繰り返した爆発的な噴火により、火山性物質が火口周辺に体積し、五色岳山体が成長しました。
1939~40(昭和14~15)年の活動は、
噴火はしませんでしたが、御釜の湖水が全面白濁し、湖底の水温は100℃を超えました。
最新の噴火は明治28年で、五色岳~馬の背の表面を覆っている白色の堆積物は、この活動によるもの。
・・・といったことが、コチラのジオパークの案内板に記されています。
案内板があるのは御釜展望台。
他の場所からも御釜は眺めれます。
・・・現在の御釜の温度ってどれぐらいなのか気になりマスよネ。
めちゃくちゃ熱いのか、それとも・・・?
蔵王町観光物産協会HPによると、「水温は表面から10数mの深度で摂氏2度まで下がり、それより深度を増すと温度が高くなる特殊双温水層」と記されてました。
刈田嶺神社・刈田岳山頂が見えています。
我が家は遠くから眺めました。
まちが見える
標高がかなりある場所も、植物との出会いが楽しい。
コチラもすごく低木。「ガンコウラン」というものッポイ。
ベリーですね。こないだ見たテレビ番組を覚えてて、もしかしたら・・・と思ったら、やっぱり、ライチョウさんの好物だそうです。
白いまあるい実?がフシギ。「シラタマノキ」のようです。
すごく低木。
青が映える。「エゾリンドウ」
「ヤマハハコ」。よく見かけました
「シロバナトウウチソウ」っぽいです。
この辺りでもクマ出没の可能性があるのですね。
来た道を引き返し、レストハウスに寄りました。
2Fに、「蔵王山頂レストラン いっぷく処 御釜茶屋」。
窓際の席もあるけど・・・どうだろ??? 席から御釜が見えるのかはワカリマセン(面してはいるようだけど・・・)。
<メニュー>
御釜のそばで、釜かつ丼を食べれる。
こってりしてない甘さだから、口の中がさっぱりする。そして冷たくて気持ちイイ☆ そんな一方で、ずんだらしい甘さもちゃんと感じれる。
ホント、改めてずんだが人気な理由がわかる。この甘さたまらんね。冷たくて、食べてて気持ちよかったです。
お土産ではクリアファイル(税込み220円)を買いました。
表裏、素晴らしい写真です。
樹氷、見に行けること、あるのかナ~
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