「横浜市民ギャラリーあざみ野」で開催中の
「あざみ野フォト・アニュアル2023 潮田登久子 写真展 永遠のレッスン」を観てきました(会期:2023年1月28日~2月26日。入場無料)。
「横浜市所蔵カメラ・写真コレクション展 写真をめぐり距離」も同時期に開催中(入場無料)。
「あざみ野フォト・アニュアル2023 潮田登久子 写真展 永遠のレッスン」は、
静物を中心にモノクロ写真を撮影する写真家、潮田登久子(うしおだとくこ)氏の個展。
1981年から、様々な家庭の冷蔵庫の外観・庫内を定点観察するように撮影をし始め、写真集「冷蔵庫/ICE BOX」(1996)を出版。
今回の個展では、まず序盤に、冷蔵庫を撮影した作品がずらり☆彡 圧巻です!
冷蔵庫・・・とても身近であるのに、写真の被写体としては・・・少なくともそれが主人公みたいに写される存在としては、考えたことが無かったです(;'∀')
(部屋の一部に冷蔵庫が写ってる、というような味のある写真はいくつか見たことある気がしますけどネ。)
とても興味深かったです。
カラーでも面白いのでしょうけど、白黒、というのがまた良いですね。
雑然としてたりなど、決して中身はオシャレではない冷蔵庫ばかりなのに・・・なんてイイ感じの写真なんだ!!w
様々な冷蔵庫・冷蔵庫・冷蔵庫・・・・・・・生活感あふれる。
その中に突如キッズ。
特段突飛なことをしていない生活の中でも、魅力的な被写体ってあるのかもと、思ったりしました。
しゃれた写真や商品紹介の写真などのキレーな部屋の写真というのはあふれていると思いマス。日本人ってきちっとしてる・・・というところがもなきにしもあらずだから、少なくとも人を家に招くときは、すごくすっきりキレーに片づけてる、というイメージもあったり。
なので、こういう写真を見ると、片意地はり続けなくてもいいのネーというか、雑然としているのもイイ感じじゃない?というか・・・・・・いえいえ、何をさぼろうとしているのだ。片づけましょう、自分w
冷蔵庫も時代を写しますネ。
冷蔵庫そのものもそうですが、
保管されてる食材、扉に貼られている紙などからも。
チラリしてるキッチンや家具からも。
じ~っと見ていたら、いくらでも面白いポイントと遭遇しそう。
冷蔵庫をその人のプライベートを写すものでもあるので、撮影させてもらえた潮田氏、すごいですね。
なお、被写体の冷蔵庫は、潮田氏宅のものから、家族、親戚、大家、友人宅・・・と、撮影の機会を得ていったとのことです。
そういえば出版社の社屋内って見たことないです。
「みすず書房」旧社屋の写真も興味深かったです。かなり味わいがある雰囲気。
今でも東京の出版社ではこういう社屋、あるのかナァ。
横浜市民ギャラリーあざみ野の建屋内って、思わず写真に撮りたくなる感じ。
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