2022年2月17日木曜日

【横浜市民ギャラリーあざみ野】「あざみ野フォト・アニュアル2022 中井菜央 雪の刻」を観てきたョ【会期:2022年2月27日まで】

東急田園都市線「あざみ野」駅から徒歩圏内にある「横浜市民ギャラリーあざみ野」で開催中の企画展
「あざみ野フォト・アニュアル2022 中井菜央 雪の刻」(会期:2022年1月29日~2月27日)を観てきたョ☆彡
写真家・中井菜央氏の個展です。
なお、『横浜市所蔵カメラ・写真コレクション展「視る装置 19~20世紀のカメラの変遷」』も開催中です(会期は同じ)。

中井氏は、2015年から毎冬100日、新潟県津南町で過ごして撮影してきており、
今回の展示では、「雪の刻(とき)」と題した、雪国特有の重層的な「時間」の響きを捉えたシリーズが紹介されています。

津南町といえば・・・夏だったけど、私も行ったことある☆彡ので、
写真の風景も、なんとなく、入っていきやすかったです(*´▽`*)
気候は結構違うけど、普段、近所で眺める自然風景と頭の中で照らし合わせながら、
ああ・・・現地ではこんな感じなのかナ、と想像しながら作品を鑑賞してました。
面白かったです(≧▽≦)!!

展示会場は、企画展と言えばいつもの、1Fの展示室1。エントランス入ってスグ。
会場では、新型コロナウイルス感染症対策のため、スマホで連絡先の登録必要アリ。

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中井氏の主な撮影地は、津南町、十日町市、長野県栄村とのことです。
雪が降っていたり、雪がまだ解けずに残っている時期だけでなく、春夏といった雪がないタイミングの風景を捉えた写真も展示されています。

では、特に印象に残った作品について、つぶやき。

屋根か、どこかちょっと高い場所に積もった雪が落ちる瞬間をとらえた写真はインパクト大。
あえてアートのために作りだした、CG映像かのようなのです。

山々に囲まれた集落を遠目で撮影した作品
山肌には白い雪が積もっていて、木々は、黒かこげ茶みたいな色で無数に存在してます。
ホント、幻想的な風景で。まるで「絵」みたいです。
雪って一緒に暮らすのはすごく大変だなのだろうけど、雪があると、なんでこんなに風景のアート感が爆増するのだろう・・・とかのんきに思っちゃうのは、私が雪国育ちではないからかナァ。

白いのか、または自らが光ってるかのような無数の虫と思われる生物が、まるで空に向かって舞っているかのような作品もあります。
・・・何の虫なンだろう?? と、ちょっとダケ考えてみたのですが、
もしかして「雪虫」でしょうか??
雪虫って”冬の使者”とか言われたりするンだそうですネ。
町田で秋に見たことあるョ~(ダリア園へ行ったら、ひっついてきたw)。
で、作品は、虫たちの背景は黒いので、やはり夜に撮影されたのかナ?

おそらく雪はもう解けてしまったタイミングであろう、緑いっぱいの風景の写真からは、
緑のみずみずしさを感じてしまいました。
ウチの近所でも、新緑は実はキレイではあるんだけど、
津南町あたりの環境や、雪国といった要素を考えると、漂っている有害物質がホント少なそうで、空気が引き締まってそう!とか想像しました。

シダ植物で覆いつくされた土地を進む女性を捉えた作品があります。
彼女は何の用事でそこを進んでいるのだろう??と思いました。
何かの採集?
パッと見、今から藪や雑木林の中をかき分けて入っていくよ、という服装ではないンですよネ。
シダがすくすく成長しすぎて隠れてしまっただけで、実は道があるのでしょうか。

・・・ということで、企画展、堪能しました(≧▽≦)

私が津南町へ行ったことがあるのは、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2015」で。
大地の芸術祭、興奮しすぎてぶっ倒れそうなぐらいメッチャ面白かった思い出w また行きたいナァ。
津南町や十日町市のあたりは、たくさんのアーティスト・クリエイターの方々が活動拠点とされてますよネ。

横浜市民ギャラリーあざみ野の企画展は、入場無料の場合がほとんど(というか、少なくとも私は有料だった企画展を知りません)。今回も無料。
なのに、パンフレット、めちゃ立派☆彡 上質な紙、カラー写真で複数ページ、文章も結構ある。
企画展専用の図録が無い(?)分、立派なのかしら。
横浜市民ギャラリーあざみ野といえば、他の施設の展示会チラシも充実。
今回は写真関係の展示会チラシが特に多かった印象です。

【横浜市民ギャラリーあざみ野】
所在地 神奈川県横浜市青葉区あざみ野南1-17-3 アートフォーラムあざみ野
(あざみ野駅東口から徒歩6分)

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