2018年12月20日木曜日

神奈川県立歴史博物館へ行ってきました ボリュームたっぷりの常設展だョ☆【追記:2019年1月14日】

神奈川の歴史を知りたい!と思い、
「神奈川県立歴史博物館」(横浜市中区)へ行ってきました。
立地は、みなとみらい線「馬車道」駅からスグで、
建屋はすンごい立派な洋風建築物なンです☆

 建物は、
1904年に建てられた旧横浜正金銀行本店のネオ・バロック風建築物の旧館部分と、
1967年の博物館オープンにあたって増築された新館部分から構成されているとのこと。
旧館部分が国の重要文化財・国指定史跡



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博物館のキャラクター「パンチの守」が居るネ。
150年以上前に横浜で生まれた風刺誌「ジャパン・パンチ」で活躍したキャラクターなんだって。
赤いじゅうたんがステキ。

中に入ると、重厚感ある空間・・・旧館部分は、建築当初の姿はどの程度残っているのかナ??
薄いエメラルドグリーンの扉とか、時代を感じさせられます。

神奈川県立歴史博物館では、
神奈川県の歴史と文化を紹介する博物館
常設展では、
古代から現代にかけて、歴史資料や美術品などが展示されています。
企画展も開いています。

私が行ったときは、一階の特別展示室を会場とする企画展がちょうど開かれていないタイミング。
けど、常設展の規模は2フロアにわたり、展示点数も豊富なンです。
のんびりすぎる私の場合、一つ一つじっくり観るなら、少なくとも3時間は欲しいナ~という感じ(^_^;)
で、閉館時間までアト1時間半(><)!だったので…
ミュージアムショップもチェックしたかったから、特に気になる箇所を重点的に観よう!という作戦をとりました。

で、やっぱり気になるのは、「原始・古代」の展示ですネ(*´▽`*)
つまり、常設展の前半なンですが・・・
「【テーマ1】原始・古代「さがみの古代に生きた人びと」」というエリア。
旧石器時代~平安時代の神奈川の資料展示です。
このフロアは、展示物はかなり時代をさかのぼるけど、まるで未来?みたいな雰囲気のデザイン。タイムスリップがテーマ???

神奈川県立歴史博物館だと、横浜市以外の県域の発掘物などもずらりと展示されてあるところが面白いですネ。
横浜以外の遺跡情報を知りたかったですし。
で、「原始・古代」に時間を割いたけれど、それでも時間が足りなかった~~~
入館料は高くないし、次の企画展に興味があるので、また行こうと思ってます。

オモシロイナ~と思った展示品は・・・
「狩猟用落とし穴の土層断面剥ぎ取り」(船久保遺跡 横須賀市林 旧石器時代)。
旧石器時代の落とし穴猟の痕跡とのこと。穴の規模からシカやイノシシと想定。

「スタンプ型石器」。片側がスタンプの押しつけるところみたいに平たくなっている。
当時何に使ったンだろ???

「食料の食べカス」として、
様々な貝殻、ニホンジカやイノシシなどの骨がずらりと並べられてたり。
手のひらに乗っかっちゃうぐらいのサイズのちっちゃい土偶がずらずら~と展示されてましたネ。

「馬型埴輪」(古墳時代後期 向ヶ崎古墳(三浦市))もあったョ☆

で、時代をすっ飛ばしますが・・・・・・

アト、気になったのは、
明治時代の陶芸作品。
宮川香山(初代)作の「高浮彫菊に鶉飾皿」
大皿の表面に、菊と、それを見上げてるかのようなウズラちゃんが、すごく立体的に浮き上がっているのです。
私、このような陶芸作品、初めて観ました。
京都出身の宮川香山(初代)氏は、
1871年に横浜大田村不二山下(現・横浜市南区庚台)に眞葛窯を開窯されたという
横浜にゆかりがある方とのこと。
他にも宮川香山(初代)氏の作品が何点か展示されていて・・・
「高取釉渡蟹水盤」は、ワタリガニが器にくっついているのですが・・・本物のワタリガニが器によじ登ろうとしているかのような感じなのです!!
私は美術の授業で粘土をこねこねして作る焼き物しか経験したことないから、
難しいことはよくわかりませんが・・・・・・どうやってこのような作品を生み出すことができるんだろ???と思っちゃいました(~_~;)
なお、
宮川香山(初代)氏の作品を観ることができる
「宮川香山 眞葛ミュージアム」が横浜にあります。
開館は土日のみで、
そして、年末年始(2018年12月10日(月)~2019年1月5日(土))は休館とのこと。
是非行ってみたい!!ですネ。

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そうそう。
神奈川県立歴史博物館で開催される次の企画展は、
「平成30年度かながわの遺跡展 潮風と砂の考古学」
会期:2019年1月19日(土)~2月17日(日)。観覧料:一般300円)。
「かながわの遺跡展」は、県内の発掘調査で出土した資料を中心に、テーマに沿った展示を行うとのこと。
そして、「平成30年度かながわの遺跡展 潮風と砂の考古学」はというと、
「神奈川県立歴史博物館」HPによると・・・・・・
日本列島は、縄文時代早期末~前期にかけて、海面が最も高い状態が続いていたと考えられていて、そこに、河川が内陸部から運んできた土砂が沿岸部に堆積するようになり、「あらたな土地」があらわれはじめました。そして、縄文時代中期には海岸線が後退し、「あらたな土地」はそれまで海底にあった場所にも広がっていきました。今回の展示で取り上げる「砂丘」・「砂嘴(さし)」に残された遺跡は、そういった「あらたな土地」に立った人々の足跡です。・・・・・・とのこと☆

ちょうど先土器時代の現・神奈川県周辺における海面の後退について、気になっていたところなんです(><)!

なお、この企画展は、平塚会場(平塚市博物館)もあります。

・・・・・・ということなので、また改めて神奈川県立歴史博物館へは行くかと思います。
常設展の後半にあった
昭和レトロな展示もじっくり観たいですし。

ミュージアムショップでは、
企画展の図録、所蔵品をモチーフにしたグッズ、
神奈川県内の歴史文化がテーマの書籍、
横浜みやげなどがずらり。

オモシロイナ~と思ったのは、
「生糸ラベルシール」(税込100円)。
名刺より一回りぐらい大きいサイズかナ。
キリンのイラストのシール、レトロかわいい。

しおりなどとして使える「ダンスチケット」は、
戦後のダンスホールのチケットの復刻デザインのようです。
何種類もあって、よりどり3枚で税込108円。

すごーーーく気になったのは、
宮川香山氏の作品「高浮彫牡丹に眠猫覚醒蓋付水指」のネコちゃんをフィギュアにしたストラップ又は根付☆(各800円)
「高浮彫牡丹に眠猫覚醒蓋付水指」は、水指のフタに立体的な猫が装飾されています。

【神奈川県立歴史博物館】
所在地 神奈川県横浜市中区南仲通5-60
(みなとみらい線「みなとみらい」駅から徒歩1分)


訪問年月:2018年12月

※横浜市都筑区にある「横浜市歴史博物館」に関する記事です。
「横浜市歴史博物館の常設展 原始からの横浜を知ることができる☆ ミュージアムショップも魅力的♪」(2018年12月12日付)
https://fuwarimeguri.blogspot.com/2018/12/blog-post_12.html#more
「横浜市歴史博物館の企画展「神奈川の記憶展 歴史を見つめる新聞記者の視点」を観てきたョ【会期:2019年1月14日まで】」(2018年12月11日付)
https://fuwarimeguri.blogspot.com/2018/12/2019114.html#more

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