2023年7月10日月曜日

「町田市立自由民権資料館」はメッチャ面白い!オススメ☆彡(2023年7月上旬訪問)

「町田市立自由民権資料館」は、自由民権運動や町田の歴史に関する資料の収集、保管、閲覧、そして展示を行っている施設。
常設展「自由民権運動と町田」は2022年11月にリニューアルオープン、
「町田の歴史」は2023年2月に新規オープンしたとのこと。
いずれも展示内容はわかりやすくて、
町田のことを知りたい方には是非!来館をオススメしたくなります
(2023年7月上旬の訪問)。

なお、自由民権資料館では間もなく企画展が開幕予定。
「町田のおカイコさん」(入館無料)が、2023年7月22日~9月3日、メイン会場は自由民権資料館、サテライト会場は三輪の森ビジターセンター郷土資料展示室にて開催されます。


【町田市立自由民権資料館】
開館時間:9時~16時30分
休館日:月曜日(祝日、振替休日にあたるときは、その翌日)、12月28日から1月4日、特別休館日(館内燻蒸日など)
入館無料
※詳細・最新情報は町田市HPでご確認ください。

所在地 東京都町田市野津田町897
目の前は鎌倉街道。
クルマ通りは多いですが、都会的な喧騒からは離れた、里山感もほんのりあるようなエリアです。

駐車場アリ。
真ん前にバス停「袋橋」

鶴川駅行きの便、結構あります。

では、実際に館内の展示を観てみた感想を、チラリ。

常設展「自由民権運動と町田」では、
日本において明治前期に始まった自由民権運動について、特に町田にスポットがあてられてます。
当時、現在の町田にあたる地域は、神奈川県だったのですね。石阪昌孝氏をはじめ、神奈川県での自由民権運動でご活躍された現在の町田にあたる地域出身の方々が紹介されています。

明治前半の神奈川県には町田以外の多摩地域なども含まれていたとのこと・・・つまり今の神奈川県よりおっきかったのです。立川あたりも神奈川だったのです。・・・なんだか展示を観ていて、まるで神奈川県の資料館に来ているような気分にもなりました(^^;
「神奈川県の郡別自由党員数」の図表がパネル展示されてました。郡によって党員数に差があるのを見て、それぞれの郡は当時、どんな生活が送られていたのだろう・・・と、気になってきます。
中でも今の町田にあたる地域が含まれる南多摩郡は党員数が多かったようです。

武相地域(明治前半期の神奈川県)の困民党と、困民党に対する民権家の動き(スタンス)や、大阪事件、三多摩地域の東京府への移管など・・・・・・様々な展示あり。
常設展の図録、欲しくなってきます(※既に刊行されてたらごめんなさい)。

そしてもう一つの常設展「町田の歴史」は写真撮影可能。
コチラは町田における旧石器、縄文、弥生、古墳、奈良・弥生時代の遺跡や遺物の紹介にはじまり、江戸時代以降の町田の様子を伝える資料が展示されています。

出土品の展示では、実際に現地へ観に行ったことがある遺跡から出た資料もあって、
なんだかうれしくなりました(*´▽`*)


展示資料の一部・・・

明治22(1889)年3月、市域の村は鶴川村・南村・忠生村・町田村・堺村という5つのまとまりになったとのこと。
そして年月を経て、
昭和33(1958)年2月に町田市になりました。

「地券」というものがあったのですね。
明治6(1873)年7月の「地租改正」で発行された、土地の権利と課税・納税の証となるもの。
当時最新の偽造防止策として石版印刷が用いられたとのこと。

大正6年4月の学級日誌(「図師町・天野智家文書」)。
先生のコメント、手厳しいw

「町田デジタルミュージアム」という取り組みの一環だと思うのだけど、
展示資料のキャプションボードに添えられたQRコードを読み取ると、
展示資料の立体画像が出てきて、画像をくるくるまわして、資料の背後や裏側など、展示場所では見にくい場所も見れたりするのです。
コチラの「中空土偶頭部」(縄文時代後期 田端東遺跡)もチェックすることができるョ

「町田かるた」というのがあるンだね。
令和3(2021)年12月発行(町田かるた編集委員会)。

受付では書籍販売もあるョ。結構いろんな書籍がある・・・

「発掘された町田の遺跡」(編集・町田市教育委員会)を買いました!
700円というお値段をはるかに超える充実した内容だと思われマス☆
遺跡めぐりに活躍しそう♪

自由民権資料館はフォトジェニックかも

ちょっと高台。鎌倉街道が低いところにあります

敷地内にある「繭乾燥庫」

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